2014年9月8日
各大学・高校ご担当者様
毎日新聞大阪本社
総合事業局
局長 井上 康雄
「第4回毎日地球未来賞」(2014年度)
授賞候補ご推薦・及び応募のお願い
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
毎日新聞社では、地球規模の課題となっている「食料」「水」「環境」の3分野の問題解決のため、国内外で地道な活動を続けている個人あるいは草の根的な市民グループや団体等を顕彰する「毎日地球未来賞」を2011年度に創設しました。
また、若い世代を応援するため、第3回毎日地球未来賞(13年度)から、中学生や高校生、あるいは大学生など若い人たちの活動を表彰する「次世代応援賞」を設けました。
つきましては、「第4回毎日地球未来賞」(2014年度)の選考にあたり、貴大学よりふさわしい団体(学校や校内サークル、クラブ活動、学生グループなど)や個人のご推薦を賜りたく本状を送付させていただきました。あるいは、関係部署などにご案内いただき、対象団体の応募をお待ちしています。
お忙しいところ恐縮ですが、2014年10月10日(金)<郵送の場合は当日消印有効>までに、以下の要領にてご推薦・ご応募くださいますようお願い申し上げます。
■表彰内容
・毎日地球未来賞 1点=賞金200万円
・クボタ賞 2点(特別賞、うち1点は東日本大震災復興関連金) =100万円
・次世代応援賞 1点=賞金50万円
■対象
「食料」「水」「環境」の3分野の問題解決のため活動を続けている個人あるいは草の根的な市民グループや団体等。活動地域は国内、海外のどちらでも構いません。
クボタ賞のうち、1点は震災被災地での活動を対象とします。
「次世代応援賞」は、高校生や大学生など若い人たちの活動が対象です。
■選考
選考委員会(学識経験者ら6人)で審査します。委員長は元総務相・前岩手県知事で、東京大学公共政策大学院客員教授の増田寛也氏です。
■発表
2015年1月中旬、毎日新聞紙上で。表彰式・記念講演会は同年2月8日(日)、大阪市北区梅田の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開きます。
記
1 応募・推薦用紙は、毎日地球未来賞サイト(毎日新聞社ホームページの「イベ
ント」をクリックして「特設サイト」に進む)からダウンロードできます。入手
できない場合は、下記、毎日地球未来賞事務局へご連絡ください。応募・推薦用
紙を郵送します。
毎日地球未来賞サイトURL:http://www.mainichi.co.jp/event/aw/chikyumirai/
2 応募・推薦用紙に加えて、詳細な活動内容や今後の目標、特に強調したいこと
などがあれば、8ページ以内(A4サイズ、ワード形式)でまとめて送付くださ
い。写真やグラフ使用など、形式は自由です。ただし、資料現物の貼り付けはお
断りします。
また、パンフレットなど参考資料の提出は2点までとします。8部ずつ提出し
てください。
3 応募書類送付先、および問い合わせ先
Eメール:chikyumirai@mainichi.co.jp
郵送:〒530-8251(住所不要)
毎日新聞大阪本社総合事業局毎日地球未来賞係
4 これらの書類のデータがご希望の場合は、上記アドレスまでご連絡ください。
お送りします。
毎日地球未来賞事務局:担当、西村哲治
電話=06-6346-8407、平日10時~18時
FAX=06-6346-8372
以上
<受賞団体一覧>
【第1回・2011年度】
☆毎日地球未来賞
◎NPO法人 印旛野菜いかだの会 =千葉県佐倉市
◆富栄養化でアオコが大量発生した印旛沼の再生のため、「植栽いかだ」を開発、設置している。沼の脇の水路に浮かべたいかだで、空心菜などを水耕栽培し、淡水真珠の母貝やシジミをつり下げている。これにより、水中の窒素やリン、有機物を吸収する。
☆クボタ賞
◎日本の森バイオマスネットワーク =宮城県栗原市
◆宮城県で、被災者のための共同住宅を建設。木製ペレット燃料を使うボイラーや太陽光発電を導入する。
◎緑のサヘル =東京都千代田区
◆アフリカのチャドなど砂漠化の進むサヘル地域で住民と一緒に緑を増やす取り組みを1991年から続けている。
【第2回・2012年度】
☆毎日地球未来賞
◎NPO法人カラ=西アフリカ農村自立協力会 =東京都武蔵野市
◆砂漠化と疾病、貧困に苦しむ西アフリカ、マリの農村で、地域住民の自立を支援するため、井戸の設置▽野菜園の造成▽植林▽助産師の育成――などの活動を1992年から続けている。
☆クボタ賞
◎西日本科学技術研究所代表取締役 福留脩文氏 =高知市
◆生態系の還元を重視した土木技術「近自然工法」をスイスで学び、日本の川づくりに適した石組み工法を開発。北海道の網走川などで自然回復に取り組み、「川の外科医」と呼ばれる。
◎NPO法人岩手子ども環境研究所 =岩手県葛巻町
◆葛巻町の協力を得て2001年、廃校を利用した「森と風の学校」を開校した。太陽光パネル、水を使わずに排泄物を堆肥にするコンポストイレなどを備え、楽しみながら循環型の生活を実感でき、年間約6000人が訪れる。
【第3回・2013年度】
☆毎日地球未来賞
◎NPO法人 熱帯雨林保護団体 =東京都世田谷区
◆ブラジルのアマゾン川支流にあるシングー国立公園で、自然保護や先住民の生活支援に取り組む。代表の南研子さんはスタッフと共に毎年現地を訪れ、約2カ月間、先住民と生活し、必要な支援を探っている。2010年からは住民の貴重な栄養源となる養蜂事業に取り組んでいる。
☆クボタ賞
◎ReRoots =仙台市
◆東日本大震災後の2011年4月設立。仙台市若林区で農地に残るがれきを撤去するなど、被災地の農業の再生を目指して活動している。
◎有限会社土遊野(どゆうの) =富山市
◆「共生と自立」の農業を目指して1983年、夫婦で東京から移り住み、「土遊野農場」で「有畜の循環型有機農業」を実践している。アイガモ農法を取り入れた有機栽培のほか、湧き水を利用した水車による小水力発電にも取り組む。
☆次世代応援賞
◎山陽女子中学・高校地歴部 =岡山市
◆瀬戸内海の海底ごみの回収などに取り組む。月1回、船で沖に出て底引き網でごみを回収・分別する。オリジナルの「海ごみかるた」を作り、子どもたちにも海底ごみの問題を理解してもらうよう努めている。
毎日地球未来賞実施要綱.pdf
応募・推薦用紙.pdf